そだてる

AI時代のエンジニア育成を探求する

Speeeのエンジニア研修

公開されている資料と研修の内容を、一次情報から年度ごとに整理しました。公開元

最終更新 2026. 09. 15

研修の概要

対象
新卒(内定者研修を含む)。ただし2026年に公開した教材は社外にも開かれており、README では「Webアプリの内部構造を理解したい方、Railsなどでの開発経験を土台から整理したい方」、記事では「これからエンジニアを目指す方」と「新卒エンジニアの教育を担う方」を対象としている。2017年のセキュリティ研修は社内の全エンジニアが対象
期間
2026年に公開した教材は学習時間の目安が96時間から144時間(週8時間で12週から18週の計画目安。受講実績に基づく標準時間ではないと明記)。2016年度の新卒研修は約1.5か月(2016-04-11 から 05-26)。内定者研修は内定から入社までの期間に週30分程度。2017年のセキュリティ研修は1日8時間のワークショップ。近年の入社後研修の期間は不明
人数
2016年度は新卒エンジニア3名。2017年のセキュリティ研修は14チーム(2人1組が基本)。それ以外の年度は不明
内製か外注か
併用(2016年度の前半は外部の TECH::CAMP、後半は社内のリードエンジニアがメンター。2017年のセキュリティ研修は外部講師。内定者研修の一部はクリアコードの須藤氏が関与。2026年公開の教材は社内で作成)
講師体制
2026年公開の教材は Speee の大場氏が記事を執筆。教材は「経験豊富なシニアエンジニアにメンターとして関わってもらい、ふりかえりや設計の壁打ちをしながら進める形」を推奨し、記事にも「Speeeでも、エンジニアの研修では経験豊富なエンジニアがメンターとして関わり」とある。2016年度は TECH::CAMP のメンターと社内のリードエンジニア。2017年のセキュリティ研修は株式会社リクルートテクノロジーズの西村宗晃氏。2025年の内定者研修(gem 回)はクリアコードの須藤氏
AIコーディングツール
使わせる(ただし用途を限定)。2026年公開の教材は AI の利用を明文化しており、**禁止**はコードの生成・課題の解答をそのまま出力させること・自分で考えるべき設計や実装の代替、**推奨**はコードリーディングの補助(WEBrick や Rack の解説)・概念理解の深化・比較と設計の思考補助・自分の理解の検証。位置づけを「実装者ではない、解説者・壁打ち相手である」と書いている。指定ツール名はなし。別途、社内では全職種向けに Claude Code の試験制度と学習教材を整備している(2026-07-29 の記事 https://tech.speee.jp/entry/2026/07/29/160549 。正答率9割で合格、3回落ちると半年使えない。この教材と試験は社外公開されていない)出典
利用条件
CC BY 4.0(本文等)。コード例・コードファイルは CC BY 4.0 と BSD-2-Clause のいずれかを利用者が選択できる。LICENSE(CC BY 4.0 全文)、LICENSE-CODE(BSD 2-Clause、Copyright (c) 2026, Speee, Inc.)、CONTRIBUTING.md に明記。GitHub の license 判定も CC-BY-4.0。CONTRIBUTING.md は表示例まで示しており、原著作者と著作権表示の記載、元リポジトリと CC BY 4.0 へのリンク、改変した旨の明示、Speee が改変版を支持していると誤解される表示をしないこと、CC BY 4.0 が許諾する利用を制限する追加の法的・技術的制約を設けないことを条件としている。改変して使う場合は fork して fork 先で管理する運用。2017年のセキュリティ研修のリポジトリにはライセンスの記載なし
公開を始めた年
2016年

年度ごとの公開資料

  1. 2026年度1件リポジトリ・記事のみ2026-09-09 公開

    「なぜ動くのか」を説明できるエンジニアへ。自作で学ぶWebアプリケーション研修教材を公開。**研修教材そのものが GitHub リポジトリ https://github.com/speee/training-web-app で公開されている**(リポジトリ名 training-web-app、説明「AI時代にWebアプリケーションを低レイヤーから理解する、ジュニアエンジニア向け研修ガイダンス」、topics に education / training / ruby / rack / orm / http)。Markdown 25本のカリキュラムテキスト(README・SETUP・goal・phase-1 から phase-6-1)と演習用の starter / test / script 一式。Ruby で Socket から HTTP サーバを書き、WEBrick を読み、Rack 対応・TLS・並行処理、ルーティング / コントローラ / ビューの自作フレームワーク、SQL から自作 ORM、最後に CRUD アプリへ統合という Phase 1 から Phase 6 の構成。学習時間の目安は合計96時間から144時間(週8時間なら12週から18週)。Ruby 4.0系・Rack 3系が基準、テストは Minitest と SimpleCov、DB は SQLite3。完成コードの配布と自動採点はなく、各 Phase の課題・テスト・レビュー観点で自分の実装を確かめる。安全上の注意としてループバック限定・本番利用不可を明記し、パストラバーサル / XSS / CSRF / SQL インジェクションの完了条件を課題に埋め込んでいる。最終課題は動作する Web アプリと技術プレゼンテーション

    公開元を開くWeb・データベース・テスト・セキュリティ・AI・その他
  2. 2025年度記事のみ2025-02-20 公開

    内定者研修の学びを題材にした連載2本。**資料そのものは公開されておらず、研修で扱った内容を解説する記事のみ**。「Speee内定者研修:sedコマンドの歴史とBSD/GNU sedの違いを学ぶ」(2025-02-20)と「Speee内定者研修:gemにはテスト関連ファイルを含めなくてもよい」(2025-01-29、https://tech.speee.jp/entry/2025/01/29/183000 )。記事によると内定者研修は「内定してから入社するまでの間」に実施し、「プログラミング・データベース・チームでの開発方法など網羅的にカバー」する。学業とのバランスを考えて週30分程度、手を動かしながら進める形式。gem のリリースを通して RubyGems の仕組みを学ぶ回はクリアコードの須藤氏の説明を受けながら実施している

    公開元を開くその他・テスト
  3. 2017年度記事のみ・リポジトリ2017-07-25 公開

    猶予8時間!脆弱性だらけのサービスを堅牢化する実践型研修。**対象は新卒ではなく社内の全エンジニア**(2人1組を基本に14チーム)。9時から21時のワークショップで、脆弱性のある Web アプリを堅牢化したあと実際に攻撃して検証する。講師は株式会社リクルートテクノロジーズの西村宗晃氏。記事から資料へのリンクはないが、公式 org に演習環境が2本残っている。https://github.com/speee/bootcampsns (Rails 製の意図的に脆弱な SNS。README に educational purposes only と明記、最終 push 2017-07-06)と https://github.com/speee/eng-security-bootcamp-infra (Security Bootcamp 用の Infrastructure as Code、最終 push 2017-07-05)。どちらもライセンスの記載なし

    公開元を開くセキュリティ・Web・インフラ
  4. 2016年度記事のみ2016-07-15 公開

    Speeeの新卒エンジニア研修について。**資料は公開されておらず実施報告の記事のみ**。2016-04-11 から 05-26 の約1.5か月、新卒エンジニア3名。前半1週間は TECH::CAMP の TECH::MASTER カリキュラムで Ruby・HTML/CSS・Rails 基礎、後半約6週間は Rails 4系で Slack クローンを作るグループ開発。受講者の成果物リポジトリ https://github.com/speee-dev/Spelack (github.com/speee/Spelack へリダイレクト、Rails + React.js + ActionCable)は公開されているが、これは研修教材ではなく受講者のコード。記事末尾に埋め込まれた発表スライドは SlideShare の受講者個人アカウント(WataruYamaura)のもので会社アカウントではない

    公開元を開くWeb・データベース・インフラ・その他

確認したときの注記

**3社のうち唯一、研修教材そのものを公式に公開している**。公開先は GitHub の公式 org https://github.com/speee/training-web-app (2026-09-02 作成、最終 push 2026-09-02、star 50、2026-09-15 時点)。tech.speee.jp は株式会社Speeeの公式テックブログ(はてなブログ、technica-speee)で、教材の告知記事もそこに載っている。公開は毎年の定例ではなく、2026年のこの1本が初の教材公開。ブログ内検索(研修 / 新卒 / 内定者)と「新卒」カテゴリを確認したが、年度ごとの新卒研修まとめ記事を毎年出す運用ではなく、研修関連の記事は本ファイルの5本(2016・2017・2025が2本・2026)のみ。「内定者研修」カテゴリのアーカイブページは結果0件で使えない。speakerdeck.com/speee は公式アカウントだがデッキは「Speeeエンジニア組織紹介」1本だけで研修資料はない。Docswell に公式アカウントは見つからない(docswell.com/user/speee は404)。2026年の教材は Speee 社内の研修をそのまま公開したものか、社外向けに書き下ろしたものかは記事に明記がない(記事は「Speeeでは、この問いに向き合う取り組みとして、Webアプリケーション研修教材を公開します」という書き方)。全URLは curl で 200 を確認済み

出典

この情報は Speee の公開情報に基づいて編集部がまとめたものです。更新と訂正は掲載の申請から受けます。