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新卒研修の一部を社外の合同研修に出す:日本CTO協会・AWS JumpStart の中身と、自社で教えることの分け方

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先に結論

  • 送り出した 10 社の置き方は、配属したあと配属先の仕事と並行して受ける(3 社)、社内研修の 1 科目として入れる(3 社)、技術研修そのものを約 2 か月半の合同研修に出す(1 社)、位置が書かれていない(3 社)に分かれる。社内の研修が書かれている 8 社は、自社のシステム・技術スタック・プロダクトの理解を社内で教えている。
  • 日本CTO協会の合同研修は法人会員の新卒が対象で、2026 年度は定員 100 名・必須 6 回。参加費と第 1 回以外の日程は公開されていない。回の主題は年度ごとに大きく変わる。AWS JumpStart は参加無料・各回 2 日間・定員 500 名で、新卒以外の AWS 初学者も同じ回に入る。
  • 編集部の見立ては、合同研修は同期や社内の講師が少ない会社ほど効き、自社のコードと業務に結びつく部分は残すこと。科目ごとに「毎年同じ中身が外にあるか」「自社のコードや業務に触れるか」の 2 つで、外に出すか社内に残すかを分けることを提案する。

新卒エンジニアの研修を組むとき、選択肢は「社内で作る」か「研修会社に頼む」かの 2 つで語られがちです。もう 1 つ、複数社の新卒が同じ場で受ける研修に送るという形があります。この媒体の研修資料の索引では、日本CTO協会の新卒エンジニア合同研修に送った記録が 3 社、AWS ジャパンの AWS JumpStart に送った記録が 7 社にあります(エブリーは両方。2026 年 10 月 18 日、編集部が確認)。

「新卒 エンジニア 合同研修」で検索すると(2026 年 10 月 18 日、編集部が確認)、上位は日本CTO協会の告知と、その転載やニュースが中心です。送り出した会社が、合同研修を自社の研修のどこに置き、何を自社に残したかを比べたものは見つかりませんでした。

この記事は、研修会社の見積もりと並べて社外の合同研修を検討している研修担当に向けて、次の 3 つに答えます。

比べた会社は、索引の 56 社を「CTO協会」「JumpStart」で引いて出てきた 9 社に、他社と合同の外部研修を受けた記録があるクラスメソッドグループを足した 10 社です。各社の原典の記事を開いて読み直しました。主催の側は、日本CTO協会の 2024〜2026 年度の告知と、AWS ジャパンの 2025・2026 年の告知を読みました。

言葉を先に決めておきます。この記事の合同研修は、ほかの会社の新卒と一緒に受ける社外の研修を指します。社内の全職種合同の研修や、グループ会社どうしの合同研修は含めません。法人会員は、日本CTO協会に会社として入っている会員です。AWS はアマゾン ウェブ サービスのクラウドで、アーキテクチャ図は、どのサービスをどうつないでシステムを作るかを描いた図です。ISUCON は、お題の Web サービスを決められた規則の中でどれだけ速くできるかをチームで競う大会です(エブリーの参加記の説明)。サーバー解体研修は、実物のサーバーを分解して部品を学ぶ研修です。OJT は配属先の仕事を通じた育成、PR(プルリクエスト)は書いたコードをチームに見てもらう依頼です。

参加した新卒の受け取り方

まず、合同研修を受けた新卒が何を書いているかを並べます。ここに並ぶのは、どれも新卒本人の記事か、主催者の告知に載った参加者の声です。

誰の記録か書いていること
エブリーの 24 卒 3 人(日本CTO協会、2024 年度)得たものは「エンジニアとして成長するためのきっかけ」と「研修を一緒に駆け抜けてくれた仲間」の 2 つ。研修で知り合った他社の新卒と輪読会(本を順に読んで話し合う会)を始めた
アンチパターンの参加者(日本CTO協会、2024 年度。2025 年度の告知に掲載)社内のエンジニア研修がほぼ無く、協会の合同研修が唯一の研修機会だった。研修で出会った他社の同期と Discord で今もつながり、輪読会や ISUCON14 への出場が生まれた
GMOペパボの参加者(日本CTO協会、2024 年度。同じ告知に掲載)Git 基礎を丁寧に教わり、業務で要るスキルを体系的に身につけた。東京から離れた地方で働く今も、X で他社の同期とゆるやかにつながっている
エムスリーの新卒(AWS Jumpstart for NewGrads、2021 年)フルリモートで外部からの刺激が少ない中、各社の同期と交流できたことが一番の収穫だった
クラスメソッドオペレーションズの 25 卒(外部の合同研修、2025 年度)複数の会社が参加していたため、チームには初対面の人がほとんどだった。その中で PM(進捗を管理する役)やルールを決めて学んだ

多く挙がるのは、技術の中身と並んで、他社の同期とのつながりです。日本CTO協会も 2026 年度から各回のあとの懇親会を「Connect Meetup」と改め、「自社の枠を超えて切磋琢磨できる、一生モノの同期ネットワークを築くこと」を目的のひとつに置いています。

一方で、送り出した会社が合同研修をどう評価したかを書いた記録は、10 社で 1 本だけです。 エクサウィザーズの運営側の記事(2025 年 12 月 7 日)が、AWS JumpStart について「実務に活きる体系的な知識を身につけられたと思います」「他社のエンジニアとの交流が生まれたことも財産となりました」と書いています。エブリーの運営側の記事(2024 年 5 月 3 日)は、研修後の方針(「内部のオリジナルコンテンツによる研修での支援が難しい領域については、配属後のスキル支援環境を提供する」)と、研修後に AWS JumpStart 2024 for NewGrads を置いたことを書いていますが、合同研修の評価は書いていません。

合同研修が使われる理由

日本CTO協会は、合同研修を始めた背景に次の 3 点を挙げています(2026 年度の告知)。

こうした背景から、新卒採用そのものを見送る企業も増えている、と協会は書きます。2024 年度の告知では、合同研修を「新卒エンジニアの育成コストを抑えつつ、業界全体・企業横断で育てる試み」と位置づけ、2022 年に協会内にできた「エンジニア育成ワーキンググループ」を主軸として始めたと書いています。

エンジニアの研修で外に出しやすいもの

エンジニアの新卒研修には、会社によらず中身が同じ科目と、会社ごとに中身が違う科目があります。合同研修に出ているのは前者です。

外に出ている科目どこで回の中身(原典の説明)
クラウドの基礎AWS JumpStart(7 社)。日本CTO協会でも Google Cloud・AWS・Alibaba Cloud の回事前学習の動画と 2 日間のワークショップ。2024 年の回の 2 日目は、事業を立ち上げる会社の新入社員という設定で、個人で考えたあと 5 名前後のチームでアーキテクチャを設計した(AWS の 2025 年の告知にある 2024 年の回の様子)。2025 年の回は、とある企業の新入社員として設計する課題だった(2026 年の告知)
サーバーの性能と物理日本CTO協会のサーバー解体研修と ISUCON 研修2024 年度の ISUCON 研修は 31 チーム、2025 年度は 43 チームが参加した(エブリーの参加記)
キャリアと働き方の講話日本CTO協会(LayerX ほか)2024 年度は「キャリア戦略・フォロワーシップとマネジメント」、2026 年度は「エンジニアの働き方・キャリアとその変化」
生成 AI日本CTO協会(日本マイクロソフト、2026 年度は OpenAI Japan)2026 年度は「OpenAI プラットフォーム概要と Codex ハンズオン」
他社の新卒とのチーム作業どちらも。クラスメソッドオペレーションズの外部研修は 5 人前後のチームで、編成が 5 回変わった各社の新卒 4〜6 名の即席のチームに分かれ、チームごとに担当の AWS のソリューションアーキテクト(SA。AWS の設計の専門家)が付いた(エムスリー、2021 年)

逆に、社内の研修の中身が書かれている 8 社(エブリー・ディップ・弁護士ドットコム・エクサウィザーズ・GMOペパボ・ログラス・CARTA・クラスメソッドオペレーションズ)は、自社のシステム・技術スタック(その会社が使う言語やツールの組み合わせ)・プロダクトの理解を社内で教えています。

エムスリーとピクシブの 2021 年の記事は AWS の研修の参加記だけで、社内の研修との関係は書かれていません。

各社の置き方の比較

送り出した 10 社が、合同研修を自社の研修のどこに置いたかを並べます。時点は記事が扱う年度です。「−」は記事に書かれていないことで、やっていないという意味ではありません。出典は末尾にまとめました。

置き方会社(年度)社内で教えたこと外に出したもの時期
配属後に、配属先の仕事と並行して受けるエブリー(2024・2025)5 日間の社内研修(CTO の講義、バックエンド/インフラ・モバイル・Web・データの講義とハンズオン)日本CTO協会の合同研修。2024 年度は社内研修のあとに AWS JumpStart 2024 for NewGrads も2024 年度は 5〜7 月、2025 年度は 5〜6 月。参加記の書き手は配属先のチームに所属している
同上ディップ(2026)2 週間の技術研修(自社のシステムの全体像、配属先の開発環境、社内の Git の決まり、配属先での最初の PR)日本CTO協会の合同研修5 月 1 日の配属のあと。メンターとの 1on1(1 対 1 の定期の面談)・同期の週次の横断ランチ会・輪読会と並ぶ配属後の場の 1 つ
同上CARTA(2024)配属先のプロダクトでの OJT(配属前の研修は記事に書かれていない)AWS Jump Start(2 日間)配属後 1 か月までのタスクの 1 つ
社内研修の 1 科目として入れる弁護士ドットコム(2026)約 1 か月半の研修。Vue・Nuxt と Go を社内資料で、個人開発 2 回、チーム開発 2 回AWS Jump Start研修の中盤
同上エクサウィザーズ(2025)3 か月の研修。社内の課題を題材にしたチーム開発、社内の検証環境での AWS のハンズオン、先輩社員によるアーキテクチャ図のレビューAWS JumpStart(2 日間)研修の中。最後に AWS の資格試験を受けた
同上GMOペパボ(2023)Rails Tutorial、データエンジニアリング、機械学習、コンテナ、セキュリティ、ISUCON、フロントエンドなどAWS JumpStart(3 日間、オンラインで他社の新卒と一緒)技術研修の中。のちのコンテナ研修で、JumpStart で学んだ知識も使って Rails Tutorial のアプリを EKS(AWS で Kubernetes を動かすサービス)に載せた
技術研修そのものを合同研修に出すクラスメソッド(グループ会社クラスメソッドオペレーションズの新卒。2025・2026)4 月の社内研修(2025 年度は「東京でオフライン研修」、2026 年度は「4月の2週間にわたる日比谷研修」)。合同研修のあとに社内研修。2026 年度は 8 月初旬から、クラスメソッドグループの全社情報システム担当チーム(T1U)で OJT(社内で使うソフトウェアとその管理)他社と合同の外部研修(データベース・フロントエンド・フレームワーク・チーム開発。主にオンライン)4 月の社内研修のあと 6 月末まで約 2 か月半
位置が書かれていないログラス(2026)入社時研修(約 1 か月)、開発基礎研修(約 2 週間)、開発実践研修(約 5 週間)日本CTO協会の新卒エンジニア研修−
同上エムスリー(2021)−AWS Jumpstart for NewGrads(3 日間)に新卒エンジニア 6 名全員6 月 1〜3 日
同上ピクシブ(2021)−同じ回に新卒エンジニア 11 名6 月 1〜3 日

ログラスは、新卒採用の会社説明資料の「成長支援」に、入社時研修・開発研修と並べて日本CTO協会の研修を挙げています。どの段階で受けさせたかは書かれていません。

クラスメソッドオペレーションズの外部研修は、主催者の名前が記事に書かれていません。回数・期間・オンライン中心という形は日本CTO協会の合同研修と合わないため、この記事では日本CTO協会の研修に数えていません。 記事の書き手はどちらの年度もクラスメソッドオペレーションズ(2026 年 1 月にアノテーションから社名変更)の新卒で、クラスメソッド本体の新卒も同じ研修を受けたかは確かめられませんでした。

主催ごとの中身

2026 年度の 2 つの場

項目日本CTO協会 新卒エンジニア合同研修AWS JumpStart 2026
主催一般社団法人日本CTO協会アマゾン ウェブ サービス ジャパン
対象協会の法人会員企業の新卒エンジニアと個人会員新卒を含む AWS 初学者のエンジニア
定員100 名(2026 年度の告知は「参加要件を明確化し定員100名で実施」と書く。2024 年度の告知にも定員の締め切りの注がある)各回 500 名
回数と日数第 0 回から第 7 回までの計 8 回。必須は第 1〜6 回の 6 回全 4 回。各回 2 日間(9 時から 18 時)で、どの回も同じ内容
日程第 1 回は 5 月 13 日。それ以外の日程は公開されていない5 月 11〜12 日、6 月 4〜5 日、9 月 17〜18 日、11 月 12〜13 日
形講師企業 8 社・会場提供企業 6 社。第 0 回(AWS JumpStart)はオンラインオンライン(Zoom・Discord・Miro などを使う)
参加費公開されていない無料
申し込み2026 年度は締め切り済み。会員外の企業から来年度以降の問い合わせを受け付けている満員で申し込みを終えた。締め切りは各回の 1 週間前の予定と書かれていた

AWS JumpStart は 2024 年まで新卒 1 年目向けとそれ以外の初学者向けで回を分けていましたが、2025 年から同じ回にしました。AWS は、グループワークはできるだけ近い属性の人と組むように計画すると書いています。2025 年は 2,500 人が参加し、AWS は「新卒研修として取り組んでくださっている会社も増えてきて」いると書きます。どの会社が新卒研修に使っているかの一覧は公開されていません。

日本CTO協会の会場は、エブリーの参加記では 2024 年度は「毎回オフライン」、2025 年度は「オフラインで開催」でした。ただし 2025 年度の第 3 回の AWS JumpStart はオンラインです。

日本CTO協会の回は年度ごとに変わる

年度回数主題と講師
2024(5 月 29 日開始)全 9 回キャリア戦略・フォロワーシップとマネジメント(日本CTO協会 / LayerX)、Git 基礎ハンズオン(Progate)、BtoB SaaS 開発基礎(アンチパターン)、アジャイル開発(メンバーズ)、BigQuery と生成 AI(グーグル・クラウド・ジャパン)、AWS(AWS ジャパン)、サーバ解体(GMOペパボ)、生成 AI の講義(日本マイクロソフト)、ISUCON 新卒研修と解説(PR TIMES)
2025(5 月 14 日開始)全 6 回・7 社BigQuery と Gemini(グーグル・クラウド・ジャパン)、CTO から新卒に向けた講話(日本CTO協会 / LayerX)と生成 AI 時代の働き方(Progate)、AWS JumpStart(AWS ジャパン)、サーバー解体(GMOペパボ)、ISUCON 新卒研修と解説(PR TIMES)、生成 AI の講義(日本マイクロソフト)
2026(5 月 13 日開始)計 8 回・必須 6 回第 0 回 AWS JumpStart 2026(任意)、ファシリテーション(メンバーズ)、Google Cloud のクラウドネイティブ・アーキテクチャ(グーグル・クラウド・ジャパン)、働き方・キャリア(LayerX)、OpenAI プラットフォームと Codex ハンズオン(OpenAI Japan)、サーバー解体(GMOインターネットグループ)、Alibaba Cloud のマルチクラウド(Alibaba Cloud Japan)、第 7 回 ISUCON 研修と解説(任意。PR TIMES)

2024 年度にあった Git 基礎・BtoB SaaS 開発基礎・アジャイル開発の回は、2025 年度には無くなりました。2025 年度は、エブリーの参加記によると ISUCON 研修には事前課題があり、クリアが参加の条件でした。

2026 年度の必須 6 回のうち 3 回は、クラウドや生成 AI を提供する会社(グーグル・クラウド・ジャパン、OpenAI Japan、Alibaba Cloud Japan)が自社の製品を扱う回です。

公開されていないこと

合同研修は同期の少ない会社ほど効くという見立て

ここからは編集部の見立てです。

社外の合同研修は、同期の人数や社内の講師が少ない会社ほど効くと考えます。根拠は 3 つです。日本CTO協会が背景に挙げたのが、育成コストを負いにくいスタートアップや中小企業だったこと。アンチパターンの参加者が「唯一の研修機会」と書いたこと。新卒が挙げる収穫の多くが、他社の同期とのつながりだったことです。同期が数名の会社では、社内だけでは作れない場です。

そのうえで、自社のコードと業務に結びつく部分は社内に残すべきです。社内の研修が書かれている 8 社はどこも、自社のシステム・技術スタック・プロダクトの理解を社内で教えていました。ディップの技術研修のゴールは配属先のコードで PR を出せることで、これは社外の場では作れません。

反対の根拠もあります。

そこで編集部の提案は、科目ごとに「毎年同じ中身が外にあるか」と「自社のコードや業務に触れるか」の 2 つで分けることにします。

任せる・残すの判断表

編集部の提案です。 1 科目ごとに 1 行で決めます。真ん中の 2 列は、上の比較で見えた公開例です。右端の列に自社の判断を書き込んでください。

科目外の場の例外に出すなら確かめること社内に残す公開例自社の判断(外 / 社内 / 両方)
クラウドの基礎AWS JumpStart(7 社)、日本CTO協会のクラウドの回自社が使うクラウドか。新卒以外の初学者と同じ回でもよいかエクサウィザーズの社内の検証環境でのハンズオンと、先輩によるアーキテクチャ図のレビュー
自社のクラウドの使い方−−ディップの「ディップで使っているAWSサービス」の講義
サーバーの性能と物理日本CTO協会のサーバー解体・ISUCON2025 年度の ISUCON には事前課題があったGMOペパボは社内の技術研修に ISUCON を入れている
キャリアと働き方の講話日本CTO協会(LayerX ほか)毎年あるか(2024〜2026 年度はどの年にもある)エブリーの CTO の講義、2025 年度の「活躍した新卒2年目エンジニアからのメッセージ」
生成 AI日本CTO協会(2026 年度は Codex ハンズオン)講師の会社の製品の回であること。自社が使う製品でなければ「両方」にして、自社での使い方は社内に残すディップの、生成 AI の出力を自分でレビューしてテスト付きの PR を出す研修
Git の基礎日本CTO協会(2024 年度だけ)翌年も回があるかディップの社内の Git の決まり(ブランチの運用、PR の粒度)
他社の新卒とのチーム作業どちらの場にもあるオフラインか(日本CTO協会はオフラインの回がある。年度ごとの違いは「主催ごとの中身」。JumpStart はオンライン)社内の同期どうしのチーム開発(弁護士ドットコム 2 回、エクサウィザーズ)
自社の技術スタック−−弁護士ドットコムの Vue・Nuxt と Go の社内資料、エブリーの全領域の講義
配属先での最初の PR−−ディップの 2 週目(配属先のメンターの隣で最初の課題を PR にする)
プロダクトと事業の理解−−ログラスのログラス理解研修、CARTA の配属先での OJT

「外の場の例」が「−」の行は、10 社の記録の範囲では外に出した例がありません。

年間の組み方

編集部の提案です。 2026 年度の日程を下敷きに、3 つの置き方を 4〜7 月の表にしました。日本CTO協会の第 2 回以降の日程は公開されていないので、2024 年度は 5〜7 月、2025 年度は 5〜6 月だったというエブリーの参加記から幅を置いています。

時期配属後に並行して受ける(エブリー・ディップの形)社内研修の 1 科目として入れる(弁護士ドットコム・エクサウィザーズの形)技術研修を外に出す(クラスメソッドオペレーションズの形)
4 月社内の技術研修(エブリーは 5 日間、ディップは 2 週間)。自社のシステムと最初の PR社内研修の前半。自社の技術スタック社内研修(2026 年度は 2 週間)
5 月配属。5 月 13 日から日本CTO協会。AWS JumpStart は 5 月 11〜12 日の回研修の中盤に AWS JumpStart(5 月か 6 月の回)外部の合同研修
6 月配属先の仕事と並行して日本CTO協会の回JumpStart で学んだことを社内の課題で使う(GMOペパボのコンテナ研修の形)。配属(弁護士ドットコムは 6 月)外部の合同研修(6 月末まで)
7 月日本CTO協会の回が続く年もある(2024 年度は 7 月まで)配属先の仕事社内研修のあと業務へ

研修会社の見積もりと並べる

編集部の提案です。 新卒 1 人を 1 年度送る場合で数えます。左の列に手元の見積もりを書き写してください。値はこの記事の事実だけです。

項目研修会社の見積もり(自社で記入)日本CTO協会AWS JumpStart
費用(1 人あたり)主催者に確かめる(参加費は公開されていない)無料
日数と回数必須 6 回(任意の第 0 回・第 7 回を入れて計 8 回)2 日間(全 4 回はどれも同じ内容なので 1 回を選ぶ)
1 回の長さ主催者に確かめる9 時から 18 時
配属先から外れる日配属後に受けるなら必須 6 回の日。時間は主催者に確かめる2 日
自社で使う人の時間(研修担当の調整、配属先のメンターの前後の時間)自社で見積もる(公開例は無い)自社で見積もる(公開例は無い)
来年も同じ中身か年度ごとに主題が変わる(2024 年度の Git 基礎は 2025 年度に無い)2024・2025 年の回はどちらも、新入社員という設定でアーキテクチャを設計する課題。来年度は主催者に確かめる

社内で説明するための確認表

編集部の提案です。 合同研修を稟議や配属先への説明に載せる前に、主催者と自社の両方に確かめることを問いの形にしました。費用は上の表で見ます。

確かめること公開されている範囲(2026 年 10 月 18 日時点)自社の答え
自社は対象に入るか日本CTO協会は法人会員の新卒と個人会員。会員外は来年度以降の問い合わせを受け付けている。JumpStart は新卒を含む AWS 初学者のエンジニア
定員と申し込みの時期日本CTO協会は 100 名で 2026 年度は締め切り済み。告知は 2025 年度が 4 月 8 日、2026 年度が第 1 回の当日(5 月 13 日)。申し込みが始まる時期は公開されていない。JumpStart は各回 500 名で、2026 年は満員
必須の回に全部出られるか日本CTO協会は必須 6 回。第 1 回以外の日程と欠席の扱いは公開されていない
会場に行けるか日本CTO協会は会場提供企業 6 社で、オフラインの回がある(年度ごとの違いは「主催ごとの中身」)。JumpStart はオンライン交通費と出張の扱い:
来年も同じ科目があるか日本CTO協会は年度ごとに主題が変わる
自社の研修とどこがつながるか公開例は GMOペパボ(JumpStart のあとにコンテナ研修で使った)、エクサウィザーズ(資格試験)
配属先の EM(エンジニアリングマネージャー。開発チームの責任者)は、新卒が抜ける日を知っているか−

主催者に聞くときの質問の例(編集部の提案です)

  1. 参加費はいくらですか。法人会員の会費は別にいくらかかりますか
  2. 2026 年度に明確にした「参加要件」の中身を教えてください
  3. 1 回は何時から何時までですか。必須の回を欠席したらどうなりますか
  4. 第 2 回以降の日程はいつわかりますか
  5. 来年度の申し込みはいつ始まりますか

うまくいっているかの測り方

公開されているのは新卒本人の参加記です。エブリーは 2024・2025 年度の参加記を技術ブログに載せていて、エクサウィザーズは研修の最後に資格試験を受けさせ、受験した全員が合格したと書いています。

編集部の提案です(記録はありません)。 送る前に、その年度の回の主題の一覧(告知に出ています)を配属先のメンターに渡し、研修の翌週の 1on1 で「自社のどこで使えそうか」を 1 問聞きます。ディップは配属後のメンターとの 1on1 を最初の 1 か月は週 2 回置いていて、こうした場が使えます。メンターが下の表の 2 行目(教え直したか)に答えられるようにするためです。

数え方は「新卒 1 人 × 外の研修 1 つにつき 1 行」とし、次の 3 つを記録します。

測ることいつ・誰が書き方
外の研修を自社のどの研修とつないだか送る前に研修担当が決め、参加の 1 か月後に新卒に聞くつないだ社内の研修や課題の名前を 1 つ。GMOペパボのコンテナ研修の形。無ければ「無し」
配属先で同じ主題を教え直したか配属 3 か月後に、配属先のメンターに聞く「教え直さなかった・一部教え直した・一から教えた」の 1 つ
他社の同期とのつながりが続いているか配属 3 か月後に、新卒に聞く続いている場の名前(輪読会、チャットなど)。エブリーやアンチパターンの参加者が挙げた形

「一から教えた」が続く科目は、外に出す意味が薄い科目です。翌年は判断表のその行を「社内」に書き換えてください。つないだ社内の研修が「無し」の行が多いときは、外の研修の前後に、自社のコードで同じ主題を使う課題を 1 つ置くことを考えます。

送り出した会社が合同研修の評価や配属後に補った内容を公開したら、この記事を更新します。

出典

確かめられなかったこと: 日本CTO協会の参加費・参加要件の中身・第 1 回以外の日程と各回の時間、クラスメソッドオペレーションズの外部研修の主催者、ログラスが日本CTO協会の研修を受けさせた時期、エクサウィザーズが 2026 年度にも AWS JumpStart に送ったか。

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